新型コロナが猛威をふるい、なかなか来店が期待できない現代。
特に夜のお客様の動きが鈍くなっているのが現実的にあるようです。
そんな中でつい出てしまう。
ため息
はぁー今日もひと組だけだった。
そんなやるせない気持ちになっていませんか?
開業前はお店を経営できるだけで嬉しかったはずが、いつしか売り上げが上がることが喜びになり、数字が増えていくことが自分の価値であるように捉えてしまう。
特に経営困難な状況に陥れば陥るほど、人は感謝の気持ちを忘れ来店してくださるお客様を当たり前のように思ってしまう傾向があると思います。
以前こんな話を聞いたことがあります。
とある芸能人の話ですが、北海道で予定されてたライブでガラガラな時があったそうです。
で、その時その芸能人がとった行動が素晴らしいのですが、お客さんが少ないからとよりサービス精神を出し、もっとみんな前に来て集まって〜っと少ない観客を集めて楽しんでいきましょうね!!
というサービス精神に溢れた対応をしていました。
利益も全くといって出ない状況に関わらずそれを嘆き悲しむのではなく、こんな機会は滅多にないからとファンの方一人一人と写真を撮ったり、握手をしたり、ゲームをしたり、来場してくれたファンを喜ばせる行動をとっていたんですね。
その姿を見たファンは一層ファンになり、生涯この人を追いかけていく!!
となったという話なんですが、この現状を嘆き悲しむのか、それとも来店してくれたお客様に喜んで頂けるようにもてなすのか。
この選択に正解はありませんが、どちらの行動を取った方がお客様が喜ぶのは明白ですよね。
集客方法でお客様を呼び込んでもこの感謝の気持ちが無ければ再来店は期待できません。
再来店のために行動しなさいとは思いませんが、心を持って向き合わなければ人の心を動かすことは難しいのかなと思います。