個人事業主として飲食店経営をしていく上で経営を安定させることが何より重要です。
ここで言う経営の安定とはクオリティの高い営業を行い、尚且つ黒字をキープすることです。
例えばですが毎月黒字の経営が出来たとしていても、お客様が不満だらけの状態では長年経営していくのは難しいですし、お客様が満足していても従業員が疲労困憊な状態だとしたら問題があります。
特に飲食店開業時は体を酷使して労働時間を増やして経営していく方が多数いらっしゃいます。
僕もそのうちの1人だったんですが、少しずつ常連さんが増えていくにつれて、黒字をキープしながら営業日数を減らし、営業時間も短縮させていきました。
ただここで大事なことはただ単純に休みを増やしてはいけません。
クオリティや顧客満足度を高めながら、単価を少し上げて休みを増やしていくことが大事です。
京都市左京区にある僕のお店では、営業時間は短くなりましたが仕込み時間は長くなっています。
休みが増えたことで、手の込んだ仕込みもするようになりましたし、以前からある商品のクオリティアップにも取り組んでいます。
そのおかげで新規来店のお客様の満足度も高くなっていますし、常連さんの満足度&来店頻度も安定しています。
飲食コンサルをしていることや経営ノウハウも熟知していることも大事だとは思いますが、経営を安定させる秘訣は来店しくださるお客様が喜んでくれているかをしっかりと分析できているかどうかです。
よく成功者は最悪の状態を意識しながら努力を重ねると言いますが、物事は偶然ではなく必然で動いています。
今の経営状態が上向きであるなら、これまでの経営が良かった証ですし、今現在苦しんでいるとすればこれまでの経営に問題点が少なからずあると思います。
そういった問題点を見つけて解決するだけで売り上げも安定しますし経営も安定するので、景気の流れだけでなく、是非自分自身を見つめ直してみましょう。
僕もお力になれることがあれば協力しますので頑張っていきましょう!