あれもやらなくちゃいけない。これもやらなくちゃいけない。
やることが多すぎて結局何も手につかなくなってしまう。
こういった経験はありませんか?
これはストレスホルモンであるコルチゾールの分泌により、大脳新皮質の働きに影響が出てるかもしれません。
脳にストレスがかかる=脳疲労が起こっていると思ってください。
そして脳疲労が起こると判断力や記憶力などが低下していきます。
更に強いストレスは感情や記憶を司る前頭前野の機能を低下させます。
前頭前野は喜怒哀楽などの感情をコントロールしている部分なので、ストレスにより機能が低下すると怒りや悲しみなど感情の抑制ができなくなってしまいます。
さらには集中力も低下し、記憶力も低下しますので間違った判断やミスも起こりやすくなってしまいます。
イライラしてるとミスが多かったり、集中できないのはこの為です。
飲食店経営でも経営困難に陥ってるのに集客方法を駆使するのではなく、イライラばかりしてる経営者がいますよね。あれはストレスによりコルチゾールが過剰に分泌されているからです。
またコルチゾールは副腎から生成されるので、過剰生成により副腎疲労にもつながります。
原因不明の疲れは副腎疲労からと言われていますので、その疲れは副腎疲労かもしれないんですね。ストレスを溜め込むことは本当に良くありません。
ですが副腎から生成されるコルチゾールはストレスホルモンと言われていますが、悪いことばかりしてるわけではなく、血圧、血糖値、免疫機能を高める役目があります。ですので正常に分泌されないことで慢性的な体の不調が続くようになってしまいます。
ではこの解決策として何をすれば良いのかというと、ビタミンやミネラル豊富な食事を摂ることです。
逆にアルコールやカフェイン、食品添加物、加工品、ジャンクフード、白砂糖、スイーツ、グルテンなどは副腎を疲労させてしまう食品なので控えるようにしてください。
今回は直接的に経営に役立つヒントではありませんが、精神が安定してるお店は味や接客も安定しているものです。開業前からストレス対策はしておいた方がいいので取れない疲れがあったら副腎疲労を疑ってみてください。