料理人としての修行をして飲食店開業という道のりを選ぶ。
その次にお店を維持するために個人事業主として日夜利益を残すことを考える。
ではその次には何を求めて働くのか?
ということで今回はちょっと哲学的な話を書いてみようと思います。
実際に飲食店開業をしてみるとわかると思いますが、開業をする=お店存続のために働くという構図が出来上がります。
経営ノウハウを学んだり、経営コンサルに経営改善のアドバイスをもらうのもお店を維持する一環の行動になるんですが、維持ができるようになってくると次はどの方向で生きていくのか考えるようになると思います。
一般的な飲食店経営者のようにより利益を上げるために休みもなく働く毎日を選ぶのか、自分の時間を確保して飲食店経営以外に自由な時間を確保して生きていくのか。
この生き方には様々ありますが、どれが正解というわけでもありません。
ただ歴代の哲学者が諭す人生というものもあります。
それは他者の評価を求めて生きるのではなく、自分と向き合う時間を作り、その時間を利用して自らの魂が望むようなものを作り上げていく。
という考えです。
生きるためには最低限の収入は必要ですが、生きていくことだけを考えれば必要以上に稼ぐ必要はありません。
飲食店経営で稼ぐ=時間労働になりますので、自分の命を削ることで収入を得ていくことになるわけですが、収入こそが人生の意味になってしまうと、働くことでしか人生を満たすことはできなくなります。
では働いて得たお金で何をするのでしょうか?
というのを考えていくと、人間はぼーっとすることを苦痛に感じますので、何かの作業や暇を潰すものに時間や労力を費やしていきます。
典型的な料理人の休日にあるパチンコで1日潰すとかもありますよね。
これを言い換えるとパチンコにお金を使うために仕事をしているという風にも捉えることができます。
別にパチンコを否定してるわけでは無いですが、この自分に与えられた時間こそ人生を価値のあるものにするかどうかですので、一度自分の人生を素晴らしいものにするために必要なことは何なのかを考えてみるのもいいと思います。