料理一筋にやってきた料理人が飲食店を開業すると陥ってしまう現象があります。
それはどこかで見たことのあるような飲食店を作ってしまうことです。
もちろんこれが悪い訳ではないんですが、開業前であるならば、一旦飲食店経営から離れて違う業種の経営を観察してみると良いです。
例えばマクドナルドが大成功した一つの要因にドライブスルーがあります。
ドライブスルーは誰でも一度は利用したことがあると思いますが、このアイデアの起源は諸説ありますがアメリカでの銀行のサービスからヒントを受けたとされています。
アメリカでは車に乗ったままATMを使うことができるサービスがあり、これをマクドナルドがハンバーガーにも利用したら面白いんじゃないかと取り入れたことでドライブスルーは始まりました。
どうしても自分達の畑の中にいると、自分達の当たり前の世界でしか物事が見れなくなってしまいます。
そしてその当たり前は他業種から見ると異常な光景だったりします。
例えば飲食業は12時間労働で残業代が出ないのは当たり前だったりしますが、他業種から見たら異常です。
そういった自分の中の常識を塗り替えるためにも、できるのであれば飲食店以外の業種で一度働いてもらうと良いんですが、正直めちゃくちゃ楽な職場が多く、給料も休みも沢山もらえることに気づくと思います。
経営コンサルの立場でお伝えすると飲食店経営一つとっても、色々な角度からお店を分析したお店とどこにでもあるような似たようなお店では経営困難に陥る確率が違うと思います。
集客方法を学ばなくても頭の中にある飲食店の常識以外に可能性を見つけることができれば、成功率は上がるはずです。
今回の経営のヒントは飲食店経営を違う角度から見たり、他業種からアイデアをもらうことで成功するケースがあるということをお伝えしました。