経営に役立つヒント!

hint

2022/10/25

求められるお店と求められないお店

飲食店開業をすると陥る罠が一つあります。
これは個人事業者あるあるかもしれませんが、自分のエゴをどこまで通すかということです。


自分の夢を叶えることが飲食店を開業するであれば、エゴを通して自分軸全開で事業を進めていくこともあるでしょう。
でも一つ注意してほしいのは自分軸全開の時は周りの状況がよく見えてないことがほとんどです。


たとえば自分が作るフランス料理が美味しいからとど田舎でおばあちゃん相手にフランス料理屋さんを開いてもなかなか難しいのは分かりそうなものですよね。
これは顧客が求めてないものを提供しているから難しくなっているんですが、、、ではこういう場合はどうすれば上手くいくでしょう?


ふたつ方法があります。
ひとつは顧客が喜ぶものを提供する
もうひとつは顧客に合った場所で開業する



自分のエゴが強く他者に迎合できないのであれば環境そのものを変えてみる。
もしくはエゴを捨てて他者に迎合したものを提供するようにする。
ということですね。


もちろんできればWin-Winの状況が好ましいですが、個人事業者として飲食店を開業したわけですので、ある程度のエゴは必要だと思います。

これが無ければ顧客のただの操り人形になってしまいますからね。


京都市左京区でも個人店であればあるほど癖が強いお店が多く存在します。
それは事業規模が小さいために顧客数が少なくてもお店が経営していけるからです。

逆に大手チェーン店になるほどクセは弱くなり、誰でも入れる飲食店になるかわりに個性というものを失っていきます。


基本的に個人経営の小さな飲食店は経営ノウハウさえしっかり押さえておけばなんとかなると思っています。
そして自分の能力に見合った規模で事業を進めていけば問題はないはずです。

自分と向き合いベストの環境を作り上げていきましょう

求められるお店と求められないお店2
求められるお店と求められないお店2
求められるお店と求められないお店3
求められるお店と求められないお店4

2022/10/24

最近忙しい

京都市左京区にイタリアンバルを開業してもうすぐ丸8年になりますが、最近毎日忙しいです。

ようやくコロナ前の状態になりつつあり本来のチカラを取り戻してきた感じです。


僕はこれまで飲食コンサルとして色々なお店に関わってきていましたが、やはり自分のお店がうまく行ってないのに人にとやかくいうのはなんだかなぁと思っていました。

個人事業として飲食店開業をし、紆余曲折ありここまでやってきていますが、実は1番注意しているのはうまくいってる時です。


というのも、うまくいく時にも理由があり、うまくいかない時にも理由があるからです。

例えば、現在毎日満席のようになるのはコロナの影響が少なからずあると思います。


今巷で囁かれてる第8波。
本当に来るのかどうかは分かりませんが、来るとしたならばまた飲食店は多大な影響を受ける可能性があります。

そしてその8波が来る前に外食いこーよ勢も多数いると思います。


また今来店してくれてるお客様が再び来店してくれなければ飲食店経営は安定していきません。

つまり現在の状態は過去の賜物であり、未来の状態は現在次第というわけです。


そういう意味でもうまく行ってる時は、より謙虚にお客様に喜んで頂ける姿勢が大切です。


なんとなく苦手だったお店の嫌いな意味が分かりました。

これは最近聞いた話ですが、料理や内装は良いのに、流れてる空気感が苦手なお店の話を聞きました。


ひとことで伝えるならば、愛想が悪い。なのですが。

詳しく説明すると閉店時間が近づくと早く帰ってオーラが出てくる。店主と従業員の関係性が悪い。


事あるごとに注文を促され、お金を払わない客は来なくていい!的な雰囲気を感じだそうです。

そのお店は何年も続いていて流行っているお店なんですが、その方はもうそのお店にお金を落とすのはやめるわとのことでした。


この話を聞いてこれは繁盛店になってしまったおごりかもしれないなぁと思いました。

つい忙しくなって来ると、気に入らない客は来なくていい。


自分のことを気に入ってくれる人だけ集まれば良いと思ってしまいがちです。
もちろんわざわざお店と相性が悪いお客様に来店してもらう必要はありませんが、お客様にとって居心地が良い雰囲気を作り出すこともひとつの仕事ですからね。


そういった意味では敷居がある程度高いお店を作ることをおすすめします。これは品性と収入は比例していると僕は考えるからです。

もちろん例外はあるのですが、大衆居酒屋ほど揉め事が多いです🤭

ということで、今回はうまくいってる時ほど謙虚に、お客様が来店して良かったなぁと思える飲食店作りをしていきましょう!ということでした。

最近忙しい2
最近忙しい2
最近忙しい3
最近忙しい4

2022/10/23

原価率と満足度の関係性

飲食店開業をする上で注意しておくことの一つを今回紹介します。
それは原価=満足度ではないことです。


もちろん原価率が高いと満足度が高い傾向はありますが、それはイコールではありません。
というのも逆に価格を高くすることによって満足度が上がることもあるからです。


たとえばブランド物のバッグなどはそこまで原価はかかっていません。もちろんこれも物によりますが、販売価格が40万円のバッグでも純粋な原価だけを調べると2、3万円で収まったりします。
他にはよくある例え話として、こういう話もあります。


全く同じセミナーを3千円と30万円で行ったところ30万円の方が満足度が高かったという話です。これにはカラクリがありまして、3千円のセミナーには3千円の価値を得ようとする顧客が参加します。逆に30万円のセミナーでは30万円の価値を得ようとする顧客が参加します。


つまり内容が同じであっても参加者の意識が違うわけです。
ということで結局何が言いたいかというと、安いお店をアピールすると安さを求めるお客様が来店する可能性が高く、品質の良さをアピールすると品質の良さを求めるお客様が高いということです。


そして個人事業として飲食店を開業する場合はある程度品質重視で勝負したほうが良いです。
これはチェーン店が安さという武器を最大限に持っているからですね。


圧倒的なコストパフォーマンスが出せる場合は問題ありませんが、薄利多売戦法は外食頻度が低迷する中で難しい舵取りだと思います。
飲食コンサル的には技術を磨き、相応の価格で勝負できることをお勧めしています。


ただ一点注意点がありまして、ネット上の口コミなどはコスパが重要視される傾向があります。値段相応は評価には繋がりにくくなってしまうことも覚えておいてください。


来店客数が安定しているなら口コミはあまり気にしなくて大丈夫です!
ビジネスとして大事なのは評価よりもお店を長く続けていけることです。

評価に対応することも大事ですが、不動心を持って頑張っていきましょう!!

原価率と満足度の関係性2
原価率と満足度の関係性2
原価率と満足度の関係性3
原価率と満足度の関係性4

2022/10/22

飲食店開業or雇われ

料理人として働いて技術を磨き、将来飲食店開業をする。
または料理屋さんに雇われて仕事を毎日こなしていく。


前者と後者同じ料理を作っている仕事ですが、その働き方は全く違います。
個人事業として飲食店を開業して働く場合、全てが自由に取り決めることができますが、その責任は全て自分のものとなり、廃業率の高いジャンルで生き抜くための仕事をしていかなければなりません。


後者の場合は自分の好きな料理を作らせてもらえない代わりに、安定した給与を頂くことができ、仕事として割り切って生活できるようになります。

頭を悩ますような事務作業も無いですし、もし仮にその店舗が廃業したとしても技術さえあれば働くところは無限にありますので生活に困ることはないでしょう。


個人で飲食店を開く場合は料理以外の仕事が無数にありますので、休みの日でも働いているような状態になってしまうことも多々あると思います。


ではこのふたつどちらがおすすめでしょう?

といっても答えは人それぞれなので、僕のおすすめを紹介します。


それはもちろん開業の道ですね。
なぜかと言うと、もし開業して失敗したとしても背負うのは1000万円くらいの借金だけだからです。

そんな借金くらいならしっかりと働けば10年もあれば返せます。
自己資金がしっかりとあるならば、廃業しても借金すらないかもしれません。


そんなリスクを抱えても、独立して飲食店を経営していくことは非常にパワフルなことです。
自分の人生を全て自分の力で生きていく。


もちろん現実はいろんな人の助けを借りることになりますが、何もない状態から全てを構築していく過程は雇われでは得ることができない苦しみや楽しみを経験することができます。

この地獄と天国が入り混じるような時間を経験できるのが飲食店開業の醍醐味です。


とはいえ経営ノウハウという武器を持っていたらなんとかなるものですよ!!


ということで、今回の経営に役立つヒントは開業か迷ったら借金抱えて廃業してもいいやと思えばやってみてください。ということでした。

飲食店開業or雇われ2
飲食店開業or雇われ2
飲食店開業or雇われ3
飲食店開業or雇われ4

2022/10/21

ビジネスや人生を邪魔する投影とは

個人事業として飲食店開業を目指す人が知っておいた方がいいことが一つあります。
それは投影という言葉です。


投影とは自分の解釈とも言い換えれると思いますが、いわゆる思い込みの一種です。
経営ノウハウを勉強しても稼げない人の特徴として自己の投影が邪魔をしている場合があります。


たとえば価格が高ければ顧客は2度と来店してくれないだろう。
と思ってしまうとすれば、それは自分が価格が高いとその店には2度と来店しないという投影が隠れています。


逆に価格が安いことで来店しないお客様もいます。それはこの価格で利益が出ているということは品質が悪いからではないか?という思い込みを抱いてしまうからですが、これも一種の投影ですよね。


投影のたとえ話として、一人でラッパを吹く少年がいるとします。
その少年を見た時にどう思うかが自己の投影になります。

この時、楽しそうに吹いているなと思う人は一人でラッパを吹くことが楽しいことと思い込んでいます。逆に寂しそうにしているなと思う人は一人でラッパを吹くことが寂しいと思い込んでいます。または怒っていると思うかもしれません。


少年がどういう思いでラッパを吹いているかは少年に聞いてみないと分かりません。
ですが、人はそれぞれ自己の投影をラッパの少年に重ねてしまい、こういうふうに思っているに違いないと決めつけてしまうのです。


つまりその物事に対してマイナス感情があるかプラス感情があるかどうかで見え方が変わってしまいます。


そしてこの投影こそがビジネスの邪魔をします。
それはビジネス=お金を頂くことですから、金銭をもらうことにマイナスの感情をを持ってしまうと、極端に安くしたり、極端に高くしたりと、べらぼうな価格を設定してしまうことになるからです。


特に価格が高いと申し訳ないなと思う方は自分の中にお金をもらうことに対してのブロックがあります。このような状態になってしまうと、ビジネスというより慈善事業という形になってしまいがちですので、注意が必要です。


ということで結局何をお伝えしたいかというと、他者を見て思うことは他者というフィルターを通して自分自身を観察しているということです。
そしてそのフィルターが偏ってしまっているとなかなか人生も生きづらいですし、ビジネスとして稼ぐことも難しくなってしまいます。


どんなことにもプラスの面とマイナスの面があります。
投影が強くなると全体を見ることができずに偏った思い込みに支配されてしまいますので注意していきましょう!

飲食コンサルとはそういった偏りをなくして客観的視点で分析することでもありますので、他者からのヒントは的を得ていることが多いんですよ😊

ビジネスや人生を邪魔する投影とは2
ビジネスや人生を邪魔する投影とは2
ビジネスや人生を邪魔する投影とは3
ビジネスや人生を邪魔する投影とは4

Page top

お問い合わせはこちら予約はこちら